IMFの女性理事、ラガルドさんのインタビューが「文芸春秋」に載っていた。

いわゆる「アベノミクス」についてどう思うかというのが、基本的主題のインタビューだ。彼女は当事者ではないし、どうやって日本経済が現状から復活できるかについて、確たる方法論が語られるわけはない。

しかし、彼女が確信をもって言った、日本についての個人的感想は真実であると思う。

それは「日本の女性たちが活躍できるようになれば、日本は復活できる」という事。

日本はやはり、ラガルドさんの母国フランスなどに比べると、能力のある女性がその力を発揮できない「構造的欠陥」を持っているようである。
そこに埋没することが、日本的女性の幸せのように見えてしまっている。バラエティ番組で「婚活」する若い女性たちの姿はまさにその象徴かもしれない。

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また、彼女がIMF理事に抜擢された理由のひとつに、東日本大震災の時の対応が挙げられていた。

あの時、災害復旧のための需要を想定したファンドのために円が急沸。当時フランス財務のトップだった彼女は、「こんな事態にはゆるせない」と思い、アメリカへ電話して協調介入。円高を沈静化させたのだそうだ。

この行動に見られる良識を信頼したい。

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余談：背筋の伸びた長身は、学生時代シンクロナイズド・スイミングをやっていた賜物のようです。