奈良、當麻寺は西暦612年に聖徳太子の弟の創立が起源とされる寺である。伝説だけでなく、現在実際に見られる旧本尊の弥勒仏も681年のものとされている。

この仏像とそれを取り巻く大陸風味を感じさせる四天王については、また別の機会に。

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現在の本堂・曼荼羅堂に安置されているのは、西暦763年に織られたという縦横四メートルにもなる曼荼羅。

これを織ったのは、継母から逃れるためにこの寺に入った貴族の娘＝中将姫だとされる。

当時この寺は女人禁制だったのだが、彼女が入山を願って一心に読経を続けると、その立っていた岩に足跡が刻まれ、これにより入山を許可された。その足跡のついた岩がこれ「中将姫誓いの霊石」であります。