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ニュースにもならないスト
2012-05-17
2012年5月16日 夜、羽田空港からJAL041便パリ行きに搭乗
●5月17日朝05時半CDG到着

入国後連絡バスにてG2ターミナルへ移動。
このターミナルはひとつだけ離れた場所に建てられた新しいターミナルで、ヨーロッパ内のフライト向けにこぢんまりしている。ちゃんとしたレストランもない。ここに、かほども長い時間滞在する事になろうとは、思ってもいなかった。

今日の目的地、北スペインのバスク地方の大都市ビルバオへの飛行機は一日何便も出ている。我々の乗る飛行機は10:15発と12:55発の二便。ターミナル移動して到着したのは7時半ごろ、最初の便まで待合室での時間は二時間程度か。しかし、どうも今日は混みあっているなぁ。

9時ごろになって、いくつものフライトが遅れに遅れているのがわかってきた。床に座り込む欧米人グループもある。どうも、なにかおかしい。
出発表示されているフライト、「定刻」となっていても、その時間に搭乗ゲートは表示されずアナウンスもない。そして、三十分もすぎてから「遅れ」とか、「フライトキャンセル」などという不吉な文字が現れている。

我々の最初のビルバオ行きも、出発時間にゲートは表示されない。これは心配。ようやく「遅れ」そして、具体的に三十分遅れの表示がされた。これでキャンセルはない?
その後しかし、予定時間はどんどん延長されていき、不安も累積されていった。

12:15、二時間遅れて、ようやく先にビルバオへ出発する便のゲートが表示された。「それじゃ、先にいっててくださいね」と、送り出してほっとする。次は我々のフライトかぁ と、思っていると、三十分しないうちに小松の携帯が鳴った。
「飛行機へ行くバスに乗ったけれど、突然下ろされてターミナルビルの入り口に連れてこられちゃいました。まわりの人に訊くと、キャンセルとか言ってますけど・・・。」
えええ!?それは、たいへん。急いでセキュリティを逆行してチェックインロビーまで戻ると、長蛇の列の中で四人を発見。次のビルバオ行き・我々がのる便に振り替えるならば、早くやらないと手遅れになる。ふと見ると、列の隣のカウンターにちょっとエラソーなひとがぽちぽち機械を打っているのが目に入った。なにはともあれちと話をしようと、キャンセルになったフライトの搭乗券をもって「振り替えを」と簡単に言うと、黙ってうけとってなにやら画面をみて手続きをはじめた。
こういう時には敢えて事情を問いただしたりしない方が良い、となりのカウンターでは「明日の朝で」とか応対している声が聞こえる。四人だけ先のフライトに振替えようとしてくれているのをあまり喜ばない方がよい。
なんとか、全員一緒に(といっても全員で9名ですが)ビルバオへ到着できるだろうか。
「はい、シックス・サーティね」と新しい搭乗券を渡された。へ?次のフライトじゃないの?どうやらすぐ次のフライトはいっぱいらしい。本日のフライトにしてもらえた事を喜ぶべきなのだろう。

話のなかで分ったこと。今日は空港グランドスタッフのストライキだったのだ。航空会社でも乗務員でもパイロットでも飛行場本体でもなく、飛行場で荷物を動かしたり飛行機へのバスを運行している人たちのスト。こういう小さなストは、最近たくさんありすぎて最早ニュースにもならない。ちっとも新しくなんか、ない、いつもの事?コワいです。

時間はすでに12時55分。あ、こんどは自分が乗るべき時間がきている。どうせ遅れているよね・・・と、再びセキュリティーを通って待合室に行くと、あれあれ、このフライトはほとんど定刻でゲートへの案内がはじまっていた。
✈✈
15時少しまわって、三十分程度の遅れで我々のフライトはビルバオへ到着。
まだパリの四人には申し訳ないが、先の皆さんと早くホテルへ行こう。と、思ったのだが、今度は荷物が二つでてこない。記録ではパリにあるようだ。
仕方がない。今は次のフライトに期待してホテルへ行こう。

先に到着した小松をふくめての6名。17時半から徒歩で旧市街へむかう。ああ、パリ空港の皆さん、ほんとに申し訳ありません。

19時半、小松と地元ガイドさんとバスで再び空港へ向かう。
パリを18:25発のフライトは20時にビルバオへ到着する予定。
しかし、パリ空港からメール。「遅れ、19:45と出ました」またも出発時間は延びている。

ビルバオ空港の到着案内は20時を過ぎてやっと到着予定時刻が表示された「遅延21:58」。一時間半もある。

22時、そろそろ到着か。パリに残された二つのスーツケースも受け取らなければならない。事情を話して荷物ターンテーブルエリアへ入れてもらう。

心配しながら待つことしばし・・・むこうに四人の姿を発見したときには、ほんとうにほっとした。荷物ももちろん心配だけれど、とにかく「人」が到着できなければ、旅は始まらない。

そして、荷物は・・・四人はパリで搭乗するさいに自分の荷物を確認させられたということで、すぐに出ていた。先のフライトの二つは・・・ああ、残念、積まれていなかった。
明日朝09:30のフライト予定。

とにかくも、人間だけは全員ビルバオのホテルで就寝することができて、ほんとうによかった。

さて、明日朝にはあと二つの荷物もビルバオへ到着しますように・・・祈りながら眠りにおちたのであった。

明日へ続く・・・








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