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メスキータの神秘的空間
2011-06-08
08:30グラナダのホテルを出発し、約三時間でコルドバへ至る。
丘の向こうにコルドバが見えはじめようか、というところで運転手のアントニオさんが「うまく止まれるようだったら・・・」と言ってからスピードを落とした。 波打つような丘に咲くひまわり畑が見えるところで写真ストップしてもらえた。

**
ローマ橋のたもとで下車し、徒歩でグアダルキビル川を渡る。以前見た時から見違えるようにきれいに洗われて、真新しい石の色を見せている。

メスキータの入り口で現地ガイドのファンさんとミート。彼はなかなか上手に日本語で説明をしてくれる。

★メスキータはアラビア語でモスクをあらわす「マスジッド」という言葉からきている。これをスペイン語読みした言葉で、イスラム教の礼拝所を指す一般名詞がそのまま固有名詞となっているわけだ。それだけ唯一無二の存在であるという事だろう。いわば、「ザ・メスキータ」である。

西暦八世紀、奈良の大仏と同じ頃に最も古い部分が建設された。
この時は周辺の古代建築の遺跡やなにかからたくさんの柱をもってきているので、高さはその柱にあわせるしかなかった。

ただ柱の上に屋根を乗せるとかなり低い天井になってしまうので、柱の上からアーチを二重に伸ばし、それで天井を支えるという独特の構造が誕生した。と、小松は理解しております。

この天井の高さとそれを支えるスタイルは、後の時代に三度にわたって増築された時にも継承され、時代時代の違いははっきり分かるものの、統一感のある建築となっている。

最盛期にはこの柱の数は1012本を数えたそうである。

メスキータは、ここだけをもっと詳細に理解できる観光スケジュールを組んでみたいものだ。

***
メスキータすぐ近くの路地のひとつ、パンフレットに載っている「花の小道」はほんとうに小さな小道。突き当たりの小さな広場は各国の観光客でいつもにぎわっている。

道々、横目でおもしろそうな中庭がたくさん見られる。やっぱりここも時間が足りない。ずいぶん昔になんどかコルドバにも泊まったが、その時の方がじっくり見学できていたような記憶がある。時代はせわしなくなってきているようであります。

13時半、コルドバ旧市街を抜けたところにある中華レストランへ。

14:45コルドバのAVEスペイン新幹線の駅へ到着。
15:29発でマドリッドまでノンストップ。※今回は途中のキウダード・レアルにも止まらず。

****
15:20マドリッドのアトーチャ駅到着。予定よりも十分ほど早い。

ここは2004年の3月11日に起きた同時テロにより多くの死傷者が出た。※忘れもしない、その日小松はマドリッドに居り、午後にはここから列車に乗る予定であった。

それ以来安全検査がきびしくなっている。昨年からまたシステムが変わったという事で、ポーターもホームでスーツケースをとってくれない。自分で長い道のりをごろごろ転がしていかなくてはならないのであります。観光客のこれだけ多いスペインならば、もう少し考えてほしいと思う。

*****
一時間少し走って、トレドのパラドールへ到着。
まだまだ日も高い。旧市街の対岸の高台にあるので、すばらしい旧市街の眺めが見えるけれど町歩きに行くには遠い。
快適でゆったりした敷地で夕食までゆっくり過ごす。

夕食後の21時半、テラスから旧市街の夜景を眺める贅沢はこのパラドールならではの特典といえるだろう。



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