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やはりパルテノン神殿は特別
2011-04-22
クルーズ船ルイス・マジェスティ号は早朝ピレウス港に到着。08時には下船。今日はしっかりアテネ市内を見学してから、シンタグマ広場に面したホテルに泊まる。

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気持ちよい朝の空気の中アクロポリスの近くにあるフィロパポスの丘に登ることにする。

昔はこの丘の上までバスで行く事ができたので、半日観光でよくフォト・ストップをしたものだった。 今日は徒歩にて、あれ以来、ずいぶん久しぶりに登る。

野の花咲く石畳の小道、空は青く風はさわやか。途中にぽつんとあるギリシャ正教の教会からはずっとお経のような祈りが聞こえてくる。

途中にある「ソクラテスの牢」は、実際は誰かのお墓だったろうという穴。そこにソクラテスが幽閉された事は、まずありえないだろうが、しばしソクラテスという稀有な人物に思いをはせるのは楽しい。

さらにゆるやかな坂を上ってゆくと、突然対岸の丘にパルテノン神殿が見えてきた。ここは標高百五十メートルほどで、絶好のアクロポリス見学場所なのである。

頂上にあるモニュメントは紀元後二世紀のローマ時代のもの。シリアの王家の縁続きだったガイウス・ユリウス・アンティオコス・エピファネスの為に彼の妹とアテネ市民が建てた。彼のニックネームからその丘の名前がフィロパポスと呼ばれるようになったそうな。
ローマの平和、絶頂期のコスモポリタンの一人である。

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丘を降りて、古い町並みのおみやげ物屋街プラカ地区へ入る。
今日のお昼はここのギリシャ風ファーストフード=ピタギロで軽くすませる。公園の木陰でほおばるピタギロもかなりいけます。
※「世界の写真」ギリシャ編に載せます。


復活祭の関係で午後からしか博物館施設がオープンしなかったが、キリストのご加護により無料公開日! 正午の開館のアクロポリスの丘は、入場待ちの人々でいっぱいだ。

たくさんのグループが一緒だけれど、素晴らしい天気なので苦にならない。きのうのサントリーニに向かう時のような風もなく、陽射しは暖かい。アクロポリスの丘からはピレウス港の海が光っている。

プロピレイア(前門)を過ぎて、斜め右手にいつものパルテノン神殿が姿をあらわす。アッティカの青空の下にみるこの神殿はこれだけ破壊された姿であっても、なお美しい。

先月のシチリアにもたくさんの神殿があり、今回のギリシャの旅でもいくつかの神殿を見てきたが、こうしてあらためてアテネのパルテノン神殿を見ると、これこそがギリシャ神殿建築の頂点であったのだと感じる。

二十年以上前にはじめてアテネに来て見上げた時に感じた感動。いつしかそれは薄れていたのだけれど、さらにいろいろな世界を見てから再びここへ戻ってくると、これまではなかった畏敬の念を感じるようになった。

*****
丘を降りて、古代アテネの町の遺跡であるアゴラへ入る。ここは市民の暮らす場所だったので、発掘された物は財宝というより日用品。しかし、これが実に面白い。

アメリカの財閥ロックフェラーが再建(これはもう完全に「復元」を超えてます)した、紀元前二世紀のアッタロスのストア(※アッタロスは現在のトルコはペルガモンにあった王朝で、ここの王族もアテネに留学していた)は、アゴラからの発掘物が展示されている。

オストラキスモス=陶片追放につかわれた、名前の書かれた破片。役員を決める時に使ったという抽選の道具。商品取引の基準となった分銅。

金銀財宝や装飾品でないものは、理解する為にはそれなりの解説が必要なので、やっぱり頼りになるガイドさんと一緒に回って本当によかった。こういうところが自由旅行では得られない成果であります。

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さらに15:30考古学博物館に入場。
朝が早かったのでお疲れの方も見えるが、最後にギリシャ考古学の宝をしばしご覧いただきたい。
ここは、これまでの経験から言って五時ちょうどにはびしっと閉館するから、それまでに出来るだけのものを見たい。

※あまりにいろいろありすぎて書けません。あらためてぼちぼち書いていきます。

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17:30ホテルにチェックイン。
19:00にロビーに集合して、となりのグラン・ブルターニュのダイニングへ、一度ぐらいはちょっと贅沢しにまいりましょう。



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