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サランコットの丘再訪
2010-12-03
まだ星の出ている5時15分にポカラのシャングリラホテルを出発。
町からバスで三十分ほどでサランコットの丘の入り口に到着。
そこの展望台でもよいのだけれど、もうあと少しあるけばもっと素晴らしい景色に出会える。暗い道をのぼっていくうちに夜が明けてきた。

頂上のサランコットに着く頃、ちょうど朝陽がアンナプルナの山々を赤く染め始めた。

いちばん左がダウラギリ、いちばん右の尖ったのがマチャプチャレ。その間にあるのがアンナプルナサウス、アンナプルナ1なども峰。この場所で、この「こま通信」ホームページの表紙になっている写真を撮ってから・・・もう何年になるのだろう。

**

すっかり明るくなり、おなじ道を下山する。
おみやげ物屋の民家の前で、小学校低学年ぐらいの女の子がひとりノートをひろげて勉強している。 こんな子、今の日本にいるかしらん…。※別の日の日記にそのうちのせます。
ひとりひとりの子供たちへの教育だけが、ネパールを前進させていく事ができる。
***

おみやげ物屋で真鋳で出来た鳴り物に目を留めた方があり、「HOW MUCH?」とたずねた。最初は5ドルだったのだが、3ドルまで下がった。「2ドルになる?」ときくと「NO」。
前に別の店で似たようなものが2ドルだったので買わないで通過。

すると、我々がバスに乗り込む直前に、さっきの店の小学生高学年ぐらいの女の子が息せき切って走ってきた。「2ドル、OK!」彼らにとって一ドルの差は、我々には感じられないほどのものなのだろう。
走ってきてくれた子と、一枚記念写真を撮る。
※これも良い写真になったので、そのうち載せます。

*****
ホテルに戻ってもまだ午前9時前。
朝食を食べて少し部屋で休んでから、ポカラの街とペワ湖を見学に出発。

今日は午前10時半になってもアンナプルナの山々はほとんど雲もかかってこない。こういうのは運が良い日だ。 湖の向こうには今朝登ったサランコットの丘。その向こうには白くヒマラヤ。見飽きない風景だ。

湖をボートで渡り、ライチ・ガーデンというレストランで昼食。
この時の様子は下記でご覧下さい。
http://www.tour.ne.jp/blog/komatsusin/17986/

*****
午後、まずはオールド・バザールを歩く。
かつてはシルクロードからの交易路として栄えた通りで、ネワール様式の家々が残っている。もう新しいビルに建て替えられてしまった場所とのコントラストがおもしろい。

ただ、古い家といのうはやはり住みにくいものらしい。道に面したところは伝統的なスタイルでも、すぐうしろは新しいコンクリートの家がくっついているというのも見かけた。

オールド・バザールを降りきったところで、現代の市場であるニュー・バザールにぶつかる。ここは近隣からの農民たちもなだれこみ、何でもありの路上市場としてにぎわっている。
*****
町外れの寺院に行くと、今日は日が良いらしく、何組も結婚式をやっていた。 ベールをかぶったお嫁さんはどこの国でもしおらしくするものらしい。親戚縁者はとにかくたくさん集まってきて写真やビデオをとりたおしている。喜びの風景というのは、けっこうどこの国も同じなのだ。

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山岳博物館はシャングリラ・ヴィレッジから歩いてもいける距離にある。体育館のような愛想のない建物ではあるが、その展示はなかなか面白い。

一昨年はじめて展示されたのを見たチベットの高僧のつくった砂曼荼羅。幸いな事にまだ壊されずに展示されていた。砂曼荼羅というのは通常儀式が終わると惜しげもなく壊されることになっているのだ。

ヒマラヤの山々へ初登頂したそれぞれの登山隊の展示。
明治時代にチベットに本当の経典を求めて入った川口慧海の話。
固有の動植物の紹介。出来の悪い等身大の雪男。

建物を出たところには高さ15メートルほどのマナスルの模型がある。ホンモノはむりなので、これに登って楽しむのが大人。

ホテルに戻ると、今日も夕焼けがマチャプチャレを染めている。



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