カプリ島、トラガラホテルからさらに崖に沿った道をいくと近づきがたい様相の白い家がある。カサ・ソラリアータとは「孤独の家」といった意味である。

作家エドウィン・チェリオの建てたこの家には、本人はあまり滞在しなかったようだが（資料により「住んだ」というものと「住まなかった」というものがある）、いろいなゲストが滞在していたようだ。トラガラホテル前に詩がきざまれていたチリ人パブロ・ネルダもここに滞在していたそうだ。

1920年代にはイギリス人小説家、スパイ？ダンディなコンプトン・マッケンジーが借りていた。イタリア人ピアニスト、レナータ・ボルガッティは月の美しい夜中に目覚めてピアノをひいていたそうである。（島で入手できるガイドブック「花のカプリ」より）