ツェツェルレグのもと仏教修道院だった博物館中庭に置かれているブグド（ボグド）碑文の上部アップ。

左に狼の頭と足。中ほどに人間の足が見えていて、狼が人間に乳をやっている場面を現している。この神話はローマの建国神＝雌狼に育てられたロムルスとレムスとつながっているのだろうか？全くわからない。

碑文には古い突厥＝トルコ系民族の使用した文字が刻まれている。
突厥民族がこの地を支配したのは６世紀から８世紀ぐらいの事。のちにモンゴル民族（広義にはトルコ民族のひとつ）が入ってくるずっと以前だ。

トルコ民族は西進を続けて使用する文字もどんどん変化していった。行った先・感化された宗教によって表記する文字も変化させていったトルコ人はけっこう柔軟性があったようだ。