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五月大歌舞伎「東海道四谷怪談」
2008-05-19
民谷伊右衛門は中村吉右衛門。お岩は中村福助。

四谷怪談が忠臣蔵のパロディだと初めて知った。
ただの幽霊話というよりも、仇討ち物語なのである。

筋立ても深くつながっていて、江戸時代に上演された時には、忠臣蔵と段毎に交互にやったのだそうだ。だから、最後に伊右衛門が討たれるシーンももともとは雪の場面となっていた。赤穂浪士討ち入りの場面とシンクロしているわけである。

三幕、四時間の長丁場。
それでも鶴屋南北の原作どおりやっていた江戸時代オリジナルの6割程度の時間なのだそうだ。

これが忠臣蔵と同日に上演されるのだから、これはもう演じる方も見るほうも体力勝負の一日仕事。日本の伝統芸能もワーグナー並です(笑)。

これは現代の上演記録を見ても受け継がれている。
昭和52年中日劇場では「四谷怪談」だけで5時間53分の上演時間であった。

***
この日、昼の部には同じキャストが「一本刀土俵入り」を演じていた。昼と夜にこんな対照的な芝居を毎日演じ続ける歌舞伎俳優たちに頭が下がる思いがする。

まったく違う人物に、交互に魂を入れ続けるのはすごい集中力。
我々もいろいろな国にめまぐるしく行っているが、歌舞伎俳優の集中力・転換力を見習ってのりきっていきたい。



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