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焼津にて
2008-03-20 春分の日
清水、焼津へ日帰り旅行説明の旅。

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小泉八雲の短文に「焼津にて」というのがある。
ずっと昔、学生時代に読んでから記憶に残っている。

小泉八雲ファミリーは、晩年ほとんど毎年のようにこの漁師町にやってきて、長い時には三十日以上も滞在していた。焼津が舞台になっている話も「焼津にて」以外にいくつかある。

個人的に長く思い入れのある小泉八雲。
だから、昨年この町に「小泉八雲記念館」が開館したと知って、ひそかに訪れたいと思っていた。

今日はあいにくの雨だった。

駅前で旅行説明をしたら、歩いて記念館にいくつもりだった。
記念館は焼津駅から少々遠いようだったが、雨だろうと雪だろうと行くつもりでいた。

しかし、幸いなことに、説明をさせていただいた方が、私の思い入れを知って、焼津駅に着いたてからすぐに車で送って下さった。ひとりで雨の中をうろうろ迷うことを考えたら…ほんとうにありがたい。

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記念館は図書館に併設されていた。
大して規模の大きなものではない。部屋にすると二部屋ぐらいのものだろうか。しかし、私にはひとつひとつの展示物がとても面白く見える。

いくつも発見があったがひとつだけ。
この写真を見て、短文「焼津にて」の冒頭で、なんとなく納得できないでいたひとつの形容詞が腑に落ちた。

『明るい陽光をうけると、この焼津という古い漁師町は、一種独特の魅力にとむくすんだ色を呈する。この町が占めている−小さな入海に沿って湾曲する−きびしい灰色の海岸の灰色を蜥蜴のようにそれは帯びるのである。』

この『蜥蜴のように』という意味は、こんなふうに家並みが入り江に沿って湾曲している光景をさしているのだ。まさに百聞は一見にしかず。



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