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シュトットガルト美術館
2007-12-14
午前中ハイデルベルグ観光。
※といっても、城の入場は含まれていない。せっかくここまで来ていながら、時間もあるのに入場料をケチってコースに含めないとはもったいない。

「せっかくですからお城に入場しませんか?入場料は3ユーロですがその分の価値はあります。世界最大のワイン樽見に行きましょう!もう行った事のある方は城の向こう側の庭はまだご覧になっていないと思いますから、そちらを見学していただきましょう。」

人数が十六名だったからこういう提案も出来る。
いくらツアー代金を安くする為とはいえ、いちばんの見所を削ってしまうのはよくない。行った事のない人には分からないからって、それは良くない。某廉価版ツアーのこういった安売り方法論が他社にも伝染している。

++
ハイデルベルグ大学の「学生牢」も是非見てもらいたい。
これもまた含まれていないので、各自2ユーロ50セント負担していただき入場。入場してしっかり説明を聞いてもらえれば、必ずや入場券代ぐらいの価値は感じる筈。

***
昼食はハイデルベルグで「ジャーマン・ステーキ」。これっていわゆるハンバーグなわけですが、なぜそう呼ぶんでしょうか?

****

シュトットガルトに着いたのは午後3時過ぎ。市の中心部の城があるところでバスを降り、約2時間の自由時間とした。「世界最大のクリスマス市」と称するだけあって、市内のたくさんの場所でまわりきれない程のクリスマス市小屋が出ている。

★ドイツのクリスマス市については下記の項目からご覧下さい。
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/mylinks/viewcat.php?cid=36

今年は雪もないし歩きやすい。しかしとても寒い。冬至に近いこの時期は4時半にはもう暗くなる。二時間も屋外で過ごすのはちょっと辛い方もあるだろう。そういった皆さんには見ていただきたい場所がある。

シュトットガルトはもちろんベンツの本社のある町だが、歴史もある。19世紀にはナポレオンによって王国に格上げされていて、その王冠は現在でもアルテ・シュロス(古い城)博物館で見ることが出来るのだ。第二代国王のところに嫁に来たロシアの皇女が持ってきた宝石を使ってある。これらの宝石は取り外し可能で、王冠を使っていない時にはアクセサリーとして使い回しが出来るようになっている。

この王冠、私はすでに見ていたので場所をお教えだけしておいて、自分自身はかねてから見たいと思っていたシュトットガルト美術館に行くことにした。

クリスマス市のかたまっている旧市街から十分ほど歩く。
交通量の激しい道を地下道でくぐると巨大でモダンな建物群がある。

はじめに入った入り口は「歴史博物館」だった。ちらりと見える展示は充実している感じでなかなかよさそうだったのだが、シュトットガルトの歴史などは予習していない身では次回にゆずるしかない。

寒い中外へ出て、二つ先の建物が美術館。
石造りと黄緑色のモダンなデザインが組みあわされた建物を入ると、この写真のような窓ずらりと並んでいた。

時間もあまりないので受付でフロア・プランをもらって聞いてみる。え?特別展示?なんと今日はレギュラーの展示室はほとんどが閉まっているという!残念、ここで第一の見もののルカス・クラナッハの「ユディート」も見られないのか!

と心配したが、受付で聞くと、さすがにこれは展示されていた。ほっ。

白い壁の美術館然とした美術館。
展示は時代別になっていない。いわばとても中途半端なテーマ別…らしい。正直よくわからん!

やっとたどりついた「ユディート」のすぐ横には緑色巨大なハルクの顔をどかんと描いた絵がある。これはいったい??何を言いたいのだろう。

・・・・キュレーター氏もいろいろ考えての事なんだろうけれど・・・・これはちょっとぉ〜。

「ユディート」は思っていたよりもずっとあっさりした色合いであった。しかし、期待はずれではない。妖艶な美女という感じはあっても、生首をもった凄惨な感じはしなかった。これは今まで目にしていた図録写真では分からなかったことである。クラナッハの描きたかったのはもちろん生首ではなく、ユディートの美しさなのだから、これは成功しているといえるだろう。



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