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アリタリア機内サービス
2007-03-12
機材はボーイング777型。
エコノミークラスでもちゃんと個人用画面がついている。アリタリアがんばっているじゃな〜い、と思ったが。。。

シベリアの上空、フライトがそろそろ長く感じられる時間になっても我々の座った席にはイヤフォンを配ってこない。「おかしいな、さっき二、三列前までは配っていたのに?すみませ〜ん」と尋ねると、「実は搭載されているイヤフォンの数が席数よりも少なくなっているので、もともと全員にゆきわたらないのです」という答えがかえってきた。

映画も30本ぐらいは見られる筈だったのに、これじゃ、どうしょうもない。しかし、怒ってもイヤフォンは出てこない。もともとアリタリア航空の決まりがそうなっているのだそうだ。なぁんてこった!ほんとにそうなのか?それじゃ、次から自前のイヤフォン持ってこなくちゃ(笑)。

**
座った席が通路でない方ももちろんある。
おとなり通路側の大きな外人さんが眠り込んでいて動きが取れない方があった。喉が渇いたので日本人のクルーに「あの、お水をいただけますか」と頼んだ。しかし、答えはこうであった。

「今機体の一番後ろに飲物を自由に取っていただけるバーをご用意しました。ですので、どうぞそちらへ行って、ご自分でおとり下さい。このシステムになってからお席に飲物をお持ちするサービスはなくなったのです」

え〜!そんなぁ。目の前でその人が通路に出にくい状況が見えているのに、こんな答えを返してくるのは驚きである。これって実は日本人のスチュワーデスに話したのが間違いだったのではないかと、ちょっと思う。イタリア人のクルーなら、目の前の困った状況を見れば、決まりがどうであろうと水ぐらい必ず持ってきてくれるだろう。現にそうやって持ってきてあげているイタリア人クルーも見かけた。そこはマニュアルがどうあろうとイタリア人は「自分で」判断するのだ。

日本人にとっては「規則は守る」事が徹底的に当たり前だとされている。しかし、人間が提供するサービスまで、そう杓子定規に運営されては、本来の規則を作る目的から遠くなっていくばかりである。親切もなにもあったもんじゃない。

「マニュアル通りに親切に応対しましょう」という事は、結局心からの親切心など必要じゃないといっているようなものである。



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