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スーパーTC(ツアコン)とはナニモノか?
2007-02-02
某大手が「スーパーTC(ツアコン)と行く世界紀行」という企画を出している。

「スーパーTC」の定義とは、某社によれば「添乗日数が2千日以上でお客様からの評価が高い添乗員」なのだそうだ。しかし、そういう人といけば、必ず旅が楽しいものになるのだろうか?

人と人には、どうしても相性というものがある。どんなに知識がありひとから優秀だと評価されている人であっても、自分とウマがあうとは限らない。このパンフレットに載っている写真の何人かと旅の現場で一緒になった事があるけれど、自分が旅をする時にこの人と行きたいか?と考えると…。


2000日添乗してるという事が、よい仕事をしてくれる保障にはならない。むしろただただアンケート評価だけを気にして、表面上愛想よく仕事をこなしていく事に長けているだけかもしれない。上手にルーティンワークをこなしている人を「スーパーTC」などと呼ぶのはばかばかしい。そつなくこなす事よりも、不器用でもこの相手にもっと訴えかけるものが何なのかを考えるべきである。自分がこの旅を「一生モノ」にしていく、という意識を、「スーパーTC」とよばれる人々ならば持つべきであろう。

しかし、ここで一番の問題は、ツアー企画者の意識である。豪華な旅というものを(これら旅行はだいたい60万円ぐらい旅費をとっている)、豪華ホテルを利用することや、「名物料理」を出すことや、食後にコーヒーをつけることだと考えているとしたら、お粗末なツアーしか出来てはこない。

たとえば、こんな記述にそういう意識の低さが見える。

『夕食はゆっくりとお楽しみ頂く為に、3コース+食後のコーヒー、紅茶を基本としております。(一部のレストラン及びアジア・中国地域を除きます。)』

食後のコーヒーなどは、各自が好きなように頼めばよいものである。自分で頼むのならば、お仕着せでなくいろいろなデザートや食後酒だって頼めるだろうに。

どんなに現場に行く「スーパーTC」とやらががんばっても、ツアーの骨格自体をこんな風に作られていては、できることも限られてしまう。

もしも本当に「スーパーTCと行く」という企画を成功させたいのならば、ツアーを企画する段階から「「スーパーTC」さんのアイデアをしっかり盛り込む事。ホテルの選択にしても、手配会社まかせの「EX」ホテルなんぞで満足していては出来る事は限られる。

また、参加者と「スーパーTC」さんのキャラクターがミスマッチにならないように、事前に彼らと参加を希望する方々が出会う場を作る必要がある。説明会でも、必ず本人が来て話しをする事。「添乗が忙しいのにそんな暇ないよ」というようなTCさんも多いだろうが、そんな対応しか出来ないのであれば、そのTCの旅に対する思いいれもその程度なのだ。

一期一会だとか、旅は一度きりだとか、口ではなんとでも言えるだろうが、一日説明会の為に一本ツアーを減らすぐらいの意気込みが「スーパーTC」さんには必要なのである。



小松もすで3500日ぐらいは出ているけれど、安易な「スーパーTC」なんぞになりたいとは思っておりません。誤解なきように。

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