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ルーブル所蔵ギリシャ彫刻展
2006-07-05
上野で開催中の、ルーブル美術館所蔵ギリシャ彫刻展に行く。

本家ルーブルのローマ、ギリシャ彫刻部門が現在修復中なので、その期間に所蔵品が巡業ツアーに出る事が可能になったという事である。

確かに注目に値する作品がたくさんあったと思う。解説書でルーブルの係員が書いていた事だが、こういった展覧会だからこそ可能になっている展示法というのがある。

それは、テーマを決めてそれにそって分かりやすく配列するという事である。この当たり前のような事は、実は常設展示ではなかなかできないのだ。

たとえば今回アフロディテに関する像やテラコッタをならべて展示し、その類似性を分かりやすく解説してくれているが、本来ルーブルでは重い石造は地上階にしか展示する事が出来ない。そして、テラコッタなど軽いものは上の階に集中して置かれている。
両者をならべてゆっくり見てもらえるように展示するような余裕はルーブル美術館には本来ないのである。

こういった特別展では、束の間それが可能になる。キュレーターの能力がこういう配列で発揮されるのだ。

洋物展覧会というと、「有名作品」を見せるために開催されるような宣伝をされる事が多い。「ついにあの作品が来日!」とかね。しかし、それは「珍獣を展示しているから来てチョーだい」というようなものではないか?

見せ方や解説に力点を置かれていてこそ優秀な展覧会といえる。展示されている個々の作品はわりに一般的なものであっても、それがひとつのテーマに沿った時に、素晴らしい説得力を持つというのがよい。

★何年も前、ロンドンのナショナルギャラリーの地下で行われていた「テメライル号」(トラファルガー海戦で活躍)の展覧会はまさにそういうものだった。

***
今回の展覧会は、展示されていた作品の質も高かったと思う。
展示も充分な工夫がなされていた。

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