NHKのドキュメンタリー番組。
ブラジル対日本戦を世界の違う場所で見ていた何組かの人々の、試合にかける想いを追っていく内容だった。

日本とスペインの、それぞれ難病を背負う子供に約束をする中村選手とロナウジーニョ選手。

ブラジルに移民した一世とその家族。

社会主義政権を逃れてオーストラリアに移住したクロアチア系オーストラリア人（なんと20万人もいるのだそうだ）。

スポーツ選手を売り込むエージェント達。

選手の一挙手一動が彼らを一喜一憂させる。それぞれが万感をこめて90分間の中継を見入っていた。

「絶対点を入れてみせる」とか、野球なら「絶対ホームランを打つ」とか。そういう約束をしてみせる選手もある。

それは果たされるとは限らないものだけれど、とにもかくにもスポーツ選手というのはその覚悟を見せる。

ふと思ったのだが、音楽にこのような事態は発生するのだろうか？やはりスポーツが毎日のニュースの定番項目になり、音楽はそうならないのは、この違いが原因なのではないだろうか。