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レンブラントとカラバッジョ展
2006-05-06
午前アムステルダム観光。
午後ゴッホ美術館で開催している「レンブラントとカラバッジョ展」へ行く。今年はレンブラントの生誕400年という事で様々な催しが行われている。
**
16世紀、オランダで生きたレンブラントとイタリアで生きたカラバッジョが顔を合わせた事はなかった。それに逃亡生活の果てにカラバッジョが死んだのは、レンブラントが四歳の年なので、両者に話が出来る同時代性もない。

しかし、両者は絵画史においてともに「光と影の画家」として位置づけられている。「キアスクーロ」と呼ばれる、陰影を協調した、劇場的なスタイルがそれである。

こういった両者の共通性に言及した人はすでに18世紀にあった。
ヨーロッパ中を旅したイタリア人貴族フランチェスコ・アルガロッティが1782年に出版した本において、「カラバッジョはイタリアのレンブラントだ」と書いている。
また、その20年後にはルイジ・ランツィは「レンブラントはアルプスの向こうのカラバッジョだ」と述べている。
※写真の展覧会図録の序文より

ゴッホ美術館別館で行われている展覧会場は、それだけ別に入る事はできないつくりになっている。まず本館に入場し、ロビーから下へ降りるエスカレーターで繋がっている。

追加に10ユーロを支払うと、解説のイヤホン代金も含まれている。英、仏、伊、蘭、西語はあったようだが、残念ながら日本語はない。

作品はテーマごとに二人の作品を対比するカタチで並べられていた。大きな作品も多くもってこられていて、よくもこれだけ集めてきたものだと感心させられる。

これだけのカラバッジョ作品を集められる展覧会は、そうは開催されないだろう。出展元には、私も一生行きそうもない美術館や名前を明かすのを好まない個人コレクターの作品が含まれている。

展示環境は、現代的な美術館の展示ではあるが、きわめて暗い室内におかれ、ライティングも工夫されていた。日本では美術館の展示をこれだけ暗くしていては苦情が来るかもしれないと思うほどであった。



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