「意味がなければスイングはない／村上春樹」
ノルウェーへの飛行機の中でいっきに読了した。
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作家の前にはJAZZ喫茶もやっていた彼でなければ書けない文だ。
俎上の上っているのは、シダー・ウォルトン、ブライアン・ウィルソン、シューベルト、スタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、ルドルフ・ゼルキンとアルツゥル・ルービンシュタイン、ウィントン・マルサリス、スガシカオ、フランシス・プーランク、ウディ・ガスリー。

私がこれらの音楽家達全てを聞いていたわけではない。
全く聞いたことのない人もあったし、小耳にはさんでいた程度のものもある。

しかし、これら知らない音楽家についての文も実に面白く読めた。
「そんなにいうなら、聞いてみたいなぁ」という気にさせた。
村上氏の文章が卓越しているという事なのだろう。

村上作品の中には、今までもたくさんのJAZZの曲が登場している。
しかし、それらはどちらかというと、私の好みと違うものが多かったから、注意しなくちゃいけませんね。
「あれ〜、想像と全然違う」てな事になりがちです。