まずは12時間のフライトで見たその他の映画について。
●宇宙戦争〜恐竜のかわりに宇宙人が出てくるジュラシックパーク宇宙人版といった感じ。エンディングは「これでおわりかい？」って感じ。救いは主人公が圧倒的なヒーローではなくて、市井の市民で逃げ惑うというリアリティでしょうか。
●戦国自衛隊＋戦国自衛隊１５４９
昔の半村良原作のものと、リメイク版と両方をやっていた。タイムスリップして現代の重火器をもって戦国時代に活躍するというアイデアはおもしろいが、リメイク版はそれを発展させすぎ。最後は荒唐無稽になって、ウルトラマンでも見ているような気になる（笑）。旧作の終え方の方が相応しく思える。人間時代を離れては生きられない。
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●「CLUSH」
テーマは人種混在社会アメリカの現実。
我々日本人は、ほぼみんな同じ顔した社会に生きているからなかなか理解しにくいテーマだろう。それにしても人種民族について、我々は知らなさ過ぎるのではないか？たとえば、ペルシャ人はアラブ人とは違うという事。日本からみるといっしょくたに「中東」枠でくくってしまっていません？当人達からすれば、とんでもない。

映画全体の作り方は、複雑だけれどよく出来ている。
以前アカデミー賞を受賞した「トラフィック」という映画を見た方ならば、同様の手法である。
同時にいろいろなストーリーが展開していき、それが融合していく。ひとつの「事実」は多面体であり、いろいろな側面があることを理解させてくれるのだ。何度も見たくなる。
こういう時に機内映画は有効！二回目にやっと分かった事がけっこうありました。