たとえば二時間の時間がほしい時、11時に寝るのを午前1時にするのを「夜更かし」という。逆に朝7時に起きるところを5時に起きることを「早起き」という。

同じ二時間でも、「夜更かし」の二時間はずるずるのイメージで、「早起き」の二時間はがんばっているなぁ、というイメージなのではないだろうか。

世間一般では、「夜更かし」は悪く、「早起き」は良い事とされているようだが、これは理由のないことではない。

早起きが決断力という意志の力がはっきり目に見えるカタチで作用した結果であるのに比べ、夜更かしは寝ないという状態をずるずると延ばしていく状態であるから。

ひとつの決断の元に作り出された二時間というのは、きっとより有効に活用されるだろう。
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私は今回、6月16日にアメリカから帰ったあと、時差を利用してずっと早起きをしておりました。これってけっこうはかどります。
できれば、ずっと早起きペースでいろんなことをやりたいと思いました。

でも、我々旅暮らしにとって大きな問題は、ヨーロッパから帰ってきた時の時差。夜が眠れなくなり、朝がとってもきびしくなる。
また、逆に出発前には意図的に夜更かしをしていれば、ヨーロッパへ着いてから楽になるのです。

こういう事情がある以上、旅暮らしに規則正しい生活など実現不可能。善玉の「早起き」したくても、どうしても悪玉の「夜更かし」に魅入られてしまっています。つらいなぁ。