あさってからの《手作りの旅》では、「こま通信」の＝小松の私物みたいなもの、の無線機を使用する。

一般ツアーのガイディング用無線機の雑音や性能の不安定さに、少なからずイライラしてきた私は、《手作りの旅》には、どうしてもこれを導入したかった。

コストは当然安くはない。パッケージツアーで使用しているものの、およそ4倍の単価である。しかし、それは惜しくない投資である。

社物だと、誰もが粗末に扱ってもあまり気にとめない傾向がある。が、今回だけは全く違う。自分で全ての機械の動作や電池をチェックして、イヤホンをセットして、明日自ら持っていくのだから、どうしても扱いが丁寧になるというモノである。

人間、現金なものやね。