女子マラソンで、シドニーに続き日本が金メダル！
「世界が注目している！」
と思いがちだけれど、マラソンという競技をフルタイムで中継する国を、私は日本のほかに知らない。

大抵の国は、自国の選手が活躍する競技しか中継しない。
日本だって実はそうなのだ。フランスでオリンピック中継を見ていると、よくやっていたのは、馬術、フェンシング、自転車、カヤック、などなど。日本では「そんなのあったの？」と思われそうな競技ばかりであった。

シドニーでマラソンを観戦した時に、現地では「今だれが一番手を走っているのか」ラジオでもテレビでも全然つかめなくて、結局日本へ国際電話したことがあった。オーストラリアでフルタイム中継するのは、水泳、トラック競技などで、マラソンなんか、結果ぐらいしか言ってくれないんですよ。

結局人間と言うのは、自分がスタンダード（基準）だと思っている。
日本にいると、特にそういうスタンダードに疑いを持たなくなっていくのだ。それはそれで、仕方ないし、悪い事だと一概に言えない。

しかし、常に自分のスタンダードを疑いつづける必要は、ある。
「柔軟な価値観」というのは、自信とそれを疑うだけの余裕ある自信。
思うより簡単な事ではない。

話が脱線したけれど、、、
マラソンのフル中継が、当然のスタンダードとなっている国は、日本のほかにどこがあるのだろう？？
んんん、ケニア（笑）