多くのツアーではフライトを指定できない。
今日から出発する「南仏とパリ9日間」も、ニースまでどこを経由して行く事になるのか、皆さんに申し込んでもらう時には分からなかった。
「多分パリ経由で2時間ぐらいの乗り継ぎだとおもいます」
といっていたけれど、、ふたを開けてみると、
なんとチューリヒ経由で、それも5時間もの乗り継ぎ時間となった。

しかも、今日は間の悪い事にチューリヒ到着が1時間早まり、都合6時間のチューリヒ空港滞在となった。

「ううんん、、、どうしょうかなぁあ」
と悩むのは、この乗り継ぎ時間でチューリヒ市内へ行く事をよしとするかどうかだ。

当然皆さんは「せっかくだから行きたい」。

しかし、日本旅行さんとしては、こういう時に市内へ連れて行くことを、絶対にOKはしない。そりゃそうですわなぁ、もしもそれで事故があったり、乗り遅れたりしたら、旅行の行程外での事になるのですから。

しかし、それはいわば机の上で旅を考える事務方の考えである。
現場の私は、やはり現場の皆さんの楽しみを一番に考えたい。
んんん、板ばさみです。

で、こう言いました。
「この乗り継ぎ時間にチューリヒの市内へ行く人、おられますか？これは、個人の責任ですので、それをご承知の上、行かれるのであれば、止められませんが、、。」

すかさず手が挙がる。

「それでは、皆さんの安全を守る為に、、止むを得ずですが、私も道案内にご一緒せざるを得ません…」

こういう事で、今回十数名の方にチューリヒの市内を見ていただきました。

★たまには、こういう根回しの上でのお芝居も必要ですよね（笑）