例の小学生がカッターナイフで友達をさしてしまった事件。
再発防止の為に提案された項目の中に、「カッターナイフの取り扱いを再検討する」というのがあった。
　
「小学生には危ないから持たせないようにしましょう」
などという結論がでかねないのが、今の「再発防止策」である。何か起きるとなんでも禁止禁止。そうやって危険なものから遠ざける事は、もっと危険な人間を作り出すことに気がつかない。

危険を知らない人間が、最も危険な人間である。

カッターナイフだけではなく、日常には危険なものがあふれている。あふれていて当然である。それを完全に取り除く事は不可能である。