旅の友人が毎年やっているというピアノ主体のコンサートへ。昨年も同じ時期に聞かせてもらって、おもしろかったので、今年も楽しみにやってきた。
今年はピアノだけでなく、チェロの演奏やほんとの落語も聞かせてくれるので「寄席」なんだそうな。※語られたのは小沢征爾さんの弟さんだった。年齢を感じさせない語りでした。
ピアノ演奏のレベルは充分高いが、それと共に小松が楽しみに思うのは、選曲。
昨年の日本の四季にあわせた童謡のメドレーは印象的だった。
今年は、サッカーワールドカップ開催にあわせて、ブラジルの作曲家ナザレーの「オーロ・ソブレ・アズゥ」という曲を選ばれていた。
この曲の題名、日本語にすれば「青の上の金」となる。ぴんっときた。今年四月に訪れたポルトガルのガイドさんが教えてくれた古いことわざである。
下記の日記中、真ん中ぐらいの写真でそれが言及してあるのでご覧ください↓
http://blog.goo.ne.jp/komatsusin/e/31c571df866a79b3de4fc293ff71652eポルトガルが経済的繁栄の時代を終え、文化的な頂点にあった時代、青いタイルのアズレージョの上に金の装飾を加えることが、美しさの象徴であったのだろう。
ポルトガルの植民地であったブラジルでもその言葉は受け継がれ、ポルトガル本国とは違った風土の中でも、「青の上の金」という言葉は「すべてがうまくいっている」という意味を持っていくようになったと思われる。
また、新しい音楽世界をひらいてもらいました。
ありがとうございます(^^)