キリスト教理念のもとに1921年に創立した「自由学園」の最初の校舎、フランク・ロイド・ライト建築の「明日館(みょうにちかん)」を見学。
※創立者の羽仁夫妻もおもしろい人物だが、それについてはまた別に
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カリスマ建築家、ライトの設計とデザインは、どこをきりとっても美しいと感じる。
建築当時のアールデコの雰囲気が、付け柱の黒によって際立っている。
椅子も美しいデザインだが、なるべく効率的に(安く)つくることが出来るように工夫されている。
すなわち、一本の同じ幅の木材を切ってできているのだ。背もたれがその幅そのまま。座るところは二枚ならべてあるのだが、そのままにしないで、間にアクセントとなる赤い木片を挟み込んであるあたりが洒落ている。
わざわざ内部に高低差を設けて、ダイニングに入っていく階段から少し上を見上げると、写真下のように見える。
カメラで撮影してみりと、あらためてどこを切り取っても絵になるとよくわかる。
※一時間近くしっかりガイディングしていただいてのお話しは、また別のところで書きたいとおもいます。