4月の《手造》ポルトガルの旅の集まりを、新宿のフレンチ・イタリアンのお店にて。
フォアグラは、正直日本人の好みの食材とは言いにくと思っている。しかし、これだけおいしいフォアグラ料理は食べた事がなかった。
確かにおいしい食材なのだが、いやだからこそなのかもしれないが、フランスのレストランでさえも、厚切りのものがほとんどそのまま皿にのせられて、一緒に葡萄などのフルーツや蜂蜜などが添えられている。
表面をカリッと焼いたラスク状のパンに乗せて食べる。
それは、たしかに良い味であると思うが、年齢がたかくなってくると、フォアグラのようなこってりした食材はだんだん食べにくくなっていくもの。
今日のこのフォアグラはそういう事はまったくなかった。
食感はこってりではなく、ほわっとした柔らかさ。表面のカリッと焼かれたカラメルが、食感も味も引き立たさせてくれている。
近頃は「こってり」がしんどくなってきた小松でも、また、ぜひ、いただきたいと思っております。