雨のヴェネチアを出発し、雨のヴェローナを観光し、夕方ミラノに到着。一時間ほどして、今回の旅の発案者である社長も参加されてのパーティとなった。

社長はミラノにも家を持っておられる。八九才という年齢ながら、今回はシチリアの旅四泊にも同行された。

旅の夕食でも、そして、今晩のパーティにおいても、いちばん最後まで食べて・飲んで・語って、おられたのはこの社長であった。

数日ご一緒していて、よく分かった。
人間のすべては体力が支えている。よく「気力」というが、これもまた体力があってこそ湧いてくるのだろう。もちろん、相互作用もあろう。
「自分がしっかりしなくては」と思って、体力を維持する努力を真剣にするようになる。

自分が、あの御年まで至るには（至らないかもしれませんが（笑））まだ四十年はある。日々、怠らなければ、あるいは自分にもなにかなせることがあるかもしれない。