9月の連休に行ったイタリア中北部、エミリア・ロマーニャの旅をまだ整理している。
しているあいだに、塩野七生さんが「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」上下巻を上梓された。
エミリア・ロマーニャの州都ボローニャの旧市街ど真ん中には、フリードリッヒ二世の息子が幽閉された宮殿がある。この写真が、それ。
息子、エンツォは庶子でありながら、もっとも父に似た才覚を備えて、詩も吟ずる魅力ある人物だったと言われている。捕えたボローニャも敬意をはらって、幽閉しながらも高貴な客分として遇していた。
二十代後半?(正確な生年は不明)で囚われ、結局二十年をこの宮殿で過ごし・没した。今もここは「エンツォ宮殿」と呼ばれている。
このデータは、ボローニャを訪れる前から知っていたが、小松の理解力では、エンツォの人物像を生き生きと動きださせるまでイメージできていなかった。
塩野さんが、このエンツォの事をどんな風に描くのか(描かないのか)興味がある。
でも、まだ、読んでません・・・早くまとめて読む時間がとりたいです。