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「悪魔の聖書」
2013-09-01
先月8月5日、北欧一般ツアーでは珍しくストックホルムで自由時間があった。

小松が「ヴァーサ号博物館」を訪れていた間に、その建築が有名な国立図書館を見学に行かれた方があった。「ほんとは見たかったんです」と話していたら、お土産にパンフレットをいただいた。
**

英語版で読みやすかったのでめくっていると、この写真が目に留まった。解説には、正式名称をCODEX GIGAS(=「巨大な謎」の意味にもとれる)、英語では「Devil's Bible」とあった。

よく見ると本の上にマッチ箱が置かれていて、これがけっこう巨大なものであることが分かる。以下、この小冊子の解説より引用です。

89�僉�49�僉⊇鼎�75�圈�新約と旧約の聖書310ページが子牛の皮のページに手書きされている。現存する中世の聖書では最大のものだそうだ。

悪魔はこの本の裏の一ページに描かれている※国立図書館のサイトからご覧ください↓
http://www.kb.se/codex-gigas/eng/highlights/devil/

★伝説
ひとりの僧が自分の犯した罪をあがなう為に、一晩で聖書を書き写すことを命じられ、それを果たすために悪魔と契約。出来上がったものに悪魔のポートレートが刻まれていた。

★事実
実際に、書き手は複数ではなくひとりの人物だろうと推察されている。

この聖書は13世紀にボヘミヤ(今のチェコ共和国あたり)の修道院が所蔵していたことが記録からわかっている。所有者は移ったが17世紀のはじめにはプラハにあった。

1648年、宗教戦争(いわゆる三十年戦争)の最末期、スウェーデン軍はプラハを占領。そこに所蔵されていた数多の財産をストックホルムに持ち帰った。この本はその時、ストックホルム王宮の所蔵となった。

1697年、王宮(「三つの冠の城」)が大火に襲われた時、一万七千冊の本が灰になったが、この本は窓から救い出された。

1877年、ストックホルムに新しい図書館が建設され、その所蔵物となった。

**
悪魔が描かれた理由は、「罪びと」の象徴として、というのが解釈になっている。描かれ方も暗い背景に閉じ込められたように見える。

行ってみたい場所・見てみたいモノが、また一つ増えました(^^)

***
追記:ストックホルムの図書館は二つ。
★Nationalがこの聖書を所蔵している。
★Publicに建築家アスプルンドによる1928年の円筒形書架がある。



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