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イギリスの国会議事堂に景観規制はないのか?
2013-08-20
《手造の旅》あなたの知らないロンドン、パリ+シャルトル9日、最初の構想から半年以上、いよいよ出発の当日を迎えた。

この二都市は多くの人が最初のヨーロッパ旅行で訪れるが、パッケージツアーのほとんどは、何度行っても同じようなところしか案内してもらえない。

魅力あるこの二都市をもっとちゃんと理解していただける旅が必要ではないか?
そして二都にある大英博物館とルーブル美術館についても、いつもの観光コースでは案内してもらえない場所を、しっかりした解説付きでじっくり見学していただこう、そう思ったのである。

手配には紆余曲折あったが、きっと一生モノの旅をしていただけると確信している。さぁ、出発!酷暑の日本をしばし離れよう(^^)

**
JAL401便は先日8/10にも乗ったが、あのくまモン機内食がもう一度食べられて幸せ↓
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/iDiary/index.php?mode=show&date=20130810

大英博物館から近いホテルにチェックイン。まだまだ明るいので地下鉄を使ってウェストミンスターまで希望者をお連れした。
はじめての都市で、いちばん最初に出会う風景は強烈に心に刻まれる。

国会議事堂・ビッグベンのある塔とウェストミンスター宮殿はふさわしいだろう。

この写真を撮って、後日見返してみて気づいたのだが、宮殿の背後に現代のビルがにょっきり写っている。違和感が感じられる。※拡大してご覧ください

このビルが計画された時に、ロンドン市はこういう風景になることを理解していたのだろうか?

フランスなら、これはきっと許可されなかった建物に違いない。

フランスでは1962年に通称「マルロー法」と呼ばれる歴史的建築物への保護法が施行された。1977年には、その延長として歴史的眺望を保護する目的とするフュゾー規制(fuseauとは紡錘形の視野のこと:特定建造物の背後の高さ規制)が導入された。

つまり、後ろに変なものが見えない事も、歴史的価値なのだと、法律で決定したのである。

パリ市内では47か所がフュゾー規制の対象になっているという。ロンドンなら当然このウェストミンスター宮殿が対象にならないはずはない。

今後、ロンドンのスカイラインを壊すビルがぼこぼこと建てられていかない事を願うばかりである。



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