マドリッドを出発し、ロンドン・ヒースロー空港=LHRを経由して帰国の途へ。
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乗継時間はもともと一時間二十分しかなかった。いくら新しい第5ターミナル内とはいえ間に合うか不安だ。
そう思っていたら、マドリッドの空港が混んでいたのか出発が三十分以上も遅れ、ロンドンにランディングした時にはゲートクローズまで三十分となっていた。がんばれば間に合う時間ではある。
皆さんにがんばっていただこうと、気を引き締めて降機したところ、「TOKYO Passenger〜」とボードを掲げたBA英国航空の係員が待っていた。
「Express Connection」と書かれた赤い蛍光色の紙(写真左下)を、我々二十八名ひとりひとりに渡してくれる。長い行列をパスすることが出来る印籠のようなモノ。ほっ、これで帰国便に乗れることは確実だ。
出国や手荷物検査の行列はいつものように長かった。これらを回避して、どうだろう三十分はすくなくとも得しただろう。すべて通り抜けた待合室に出たところで、出発ボードを見ると・・・なんと、帰国便BA5は一時間遅れていたのであります(笑)