本日より8日間のスペインへ出発。
英国航空にてロンドン乗継、バルセロナへ。ホテルに入ったのは23時。やっぱりヘルシンキ乗継の方が楽に感じる。
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行程二日目(つまり6月2日)のバルセロナ観光にて、今まで知らなかった詩人の事をおしえてもらった。
新市街を走っている時に、道の真ん中の目立つモニュメントを写真に撮っておいた。そしてグエル公園を歩いている時、同行してくれているスペイン人のローカルガイドさんに見せて「これって何のモニュメントなんですか?」と質問する。
アウロラさんとはこれまで何度もご一緒しているので気安い。これまでも彼女にバルセロナの事をいろいろ教わってきた。日本人ガイドさんが忙しくマイクを持っている間に、グループの後ろを歩きながらこういう時間が持てるのはちょっとした役得であります。
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このモニュメントは、JASSINTO VERDAGUERという19世紀末の詩人であった。地元の人々は「ハシント」(カタロニア語なら「ジャシント」か?)といえば誰でも知っている人物なのだそうだ。
著名な詩のコンテストで三度も賞をもらって三十代の時にはすでに有名だった。カトリックの司教で、宗教賛歌の詩をつくっている。もっとも有名なものはモンセラートで少年合唱団が歌っているVIROLAIヴィロライという讃美歌で、これまたカタロニア人ならたいていメロディを知っているそうな。アウロラさんは歌って聞かせてくれようとしたが、「あたしはカソリックじゃないし、歌も下手ぁ〜(苦笑)」と言って途中でやめた。
※下記からモンセラートの山と修道院の様子と共にご覧いただけます。youtube
http://www.youtube.com/watch?v=x1omGBjHdHkカタロニアの人々の「モンセラ」に寄せる信仰心をもう少し知ってみたいと思った。
何度も行っている街でも、まだまだ発見することがたくさんある。バルセロナはガウディを見るだけの街ではないのである。