4月22日に出発した《手造の旅》おいしいトルコ10日は、無事成田空港へ帰着。
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以前の《手造》で行っておいしかったレストランがあるので、カッパドキアではシナソスという村にまた行った。おちついた中庭のあるホテルも兼ねたそのレストランは、今回もとても満足な昼食を楽しませてくれた。
シナソスは二十世紀はじめ1924年のギリシャとトルコの住民交換が起こるまでは、キリスト教徒の主に住む村である。それは2005年のトルコ航空機内誌を読んで知っていたが、その記事には、この写真の歴史ある教会についてはほとんど触れられていなかった。
ガイドさんが「あいているかわかりませんが」と連れて行ってくれたはじめて知った。さらに入場料を払って入る事ができた。
荒れ果てた元教会には18世紀から20世紀まで、さまざまな年号の刻まれた墓石が割れたまま放置されていた。ギリシャ人とはいえ、カッパドキアという土地で生まれ育った人々が、父祖の墓を置いて見も知らないギリシャという祖国へ追われていった様が目に浮かぶようだ。
再度、2005年のトルコ航空機内誌のスクラップを読み込んでいく。
と、どうやらここから歩いて二キロから五キロほどのところに古い墳墓と村があり、その風景もおもしろらしい。ゴルゴリという村や修道院エリア、また次回への課題であります。
やっぱり、カッパドキアはあるくべし。