おととい月曜日、ひさしぶりに訪れた島田駅はがらりと変わっていた。
写真下は2005年の夏の日に降り立った駅。写真上が現在。もうかつての田舎の駅という風情はなくなり、一般的な使いやすいビルになっていた。
どこにでもある駅になってしまうと、その町を表すモニュメントを駅前に設置したいという心理になるのは分からなくない。
島田駅の場合にはこのお坊さん、最初だれか分からなかったが、それは日本に緑茶というものをもたらした栄西禅師であった。
日本人が緑茶を飲む習慣は、日本に昔からあったのかと思ったが、そうではなかったらしい。調べてみると、ウーロン茶のようなものが8世紀頃から日本に入り、それが「茶色」という言葉の理由になっていた。
緑色の茶は、12世紀末から13世紀初め、平安から鎌倉期に生きたこの禅僧が中国から抹茶を持ち込み、喫茶の習慣と共に薬として普及していったそうな。著書に「喫茶養生記」。
この町にも来られたのかしらん、また次回の宿題。