5月15日に群馬県太田市へ行った時、駅を降りてすぐに目についた新田義貞像。
東武スカイツリー線(東武伊勢崎線)は春日部あたりからぐっと空が広くなる。途中に足利市という駅もあり、このあたりが室町時代をひらいていった人物たちの出身地だったことが分かる。
太田駅前の青空の下の新田義貞は、室町幕府成立過程で活躍し、最終的には権力闘争で足利氏に敗れたわけだ。勝敗は時の運でもあろう。故郷ではやはり郷土の誇りになっている。
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駅前を出てすぐに左右に走っている道がまっすぐな理由もおもしろい。ここは第二次大戦中まで東洋一の航空機メーカーだった中島飛行機の本拠地で、いざという時に滑走路にも使えるように道がまっすぐにつくられたのだそうだ。ドイツのアウトバーンと同じ発想ですね。
中島飛行機が制作した飛行機に「呑竜」というものがあるが、これは実は近くにある17世紀からの浄土宗・大光院にて「子育て呑竜」と慕われた僧の名前からとられたそうである。
またの機会に調べてみたい。