午前、パレルモとモンレアーレ観光(とてもまわりきれるものではないが)、午後にこの写真のチェファルーを一時間ほど見学し、19時過ぎにタオルミナへ到着。
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チェファルーはシチリアの中でも小さな町だが、訪れる価値がある。この大きな岩山が頭に似ていたので、ギリシャ語で頭を意味する「ケファロン」にちなみ「ケファルディス」と呼ばれていたのが街の名前になった。
カタツムリの触角のように二本の塔が目立つ大聖堂は12世紀ノルマン王朝のルッジェーロ二世が建てさせたもの。
伝説では「嵐の船にあった王が、『無事についたところに教会を建てる』と願をかけたのが縁起」だそうだ。だが、実のところパレルモ大司教の影響力の及ばない司教座教会を造りだそうと建設されたようだ。※このあたりの話はまた別に。
内部にはモンレアーレ大聖堂のモザイク群の予兆となる、巨大な黄金の「全能のキリスト」が描かれている。
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18時過ぎ、そろそろ暗くなりかけたころ、高速道路上でバスの調子が悪くなった。Pattiというまったく田舎の駅ちかくで停車して、ドライバーさんが一生懸命修理をはじめた。
Pattiの駅が柵の外に見えたので、小松は破れ目から出てそこへ行ってみることにした。万が一、このままバスが動かなかったら、電車でタオルミナへ行く事も選択肢にしようと思ったのだ。
いつぞやルクセンブルグへいく途中にそんな事があったっけ。
幸い三十分かからずに修理は終わり、バスは再び走り出した。さらにもう一度停車はしたが、19時半前になんとかタオルミナへ到着することができた。
今日はとてもとても風が強かった。