《手造の旅》フィンランド砕氷船とエストニア8日、日本出発日。
ヘルシンキで乗り換えて、17時半にはタリンの空港へ到着。小さな空港なので荷物もすぐに出てきて、十五分ほどで旧市街に隣接したホテルへチェックイン。18:50から夜のタリン旧市街を歩くことにした。
雪が残った古い町並み、昼間の観光とは一味違った夜。同じ場所へ明日来るとしても、行く価値がある。暗闇にうかびあがる城壁もすごい迫力※写真上。
一時間ほど歩いて、イタリア料理の店にみんなで入った。
エストニアに来たのにイタリア料理?と言うなかれ。美味しいものを食べようと思うのなら、「地元の名物」にこだわるのは逆効果なのだ。オーナーはフィレンツェから来ている本物のイタリア人。出される料理もワインもトスカーナ風。
写真下の前菜もりあわせ、ハムもチーズも、どれもおいしかったが、特に左上のろうそくの火で温められたレバーペーストは秀逸だった。さっぱりとしてくどくなく、トリュフの香りも少しする。これを表面に焼き目をつけた軽めのパンと共にいただきまぁす。玉ねぎピクルス、ドライトマト、アーティチョークもおいしい。