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「ライオンキング」はアフリカの話だった
2012-12-22
《手造の旅》ボストン、ニューヨーク〜コンサートとクリスマスの旅8日第五日目。

この日の写真入り日記は下記をごらんください。
http://blog.goo.ne.jp/komatsusin/e/145479e2de8789a4cae12618358a1252

★夜は希望に合わせて三方へ分散。お二人メトロポリタンオペラ「アイーダ」、お二人ミュージカル「オペラ座の怪人」、そして小松含めて五人が同じくブロードウェイのミュージカル「ライオンキング」へ。
今年でもう十五年も続いている人気演目である。

はじまってすぐ、アフリカのリズムと声に圧倒された。
からっと明るい複合リズムが無理なくびんびん伝わってくる。複雑なビートで「練習してできました」というのでは、全くない。
気付けば出演している全員が黒人だった。あたりまえなのだが、黒人たちのルーツはアフリカにある。彼らが独自の音楽をその血の中にもっているのは、これを聴けば誰もが納得するだろう。

それは、たとえば日本人の中に「祭囃子」「盆踊り」のビートが備わっていて、町内会のおじさんたちがたいして練習しなくても祭り太鼓を叩けてしまうのと似ている。

「ライオンキング」のストーリーは、手塚治虫の「ジャングル大帝」と似ていてわかりやすい。ディズニー映画そのままでもあるので、英語であっても退屈はしない。退屈はしないが・・・今日は時差にやられて途中で時々睡魔に襲われた。

だがしかし、ステージでアフリカン・ビートが鳴り出すと、とたんに目が覚める。それだけ伝わってくるものがあった、というこだろうか。

日本でも「ライオンキング」はヒットしているが、これだけのアフリカン・ビートが、果たして日本人演者に出せているのかは、分からない。



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