エフェソス遺跡とその近くのセルチュクの街の観光。
修復で閉まっているエフェソスの博物館の代わりに、今まで行ったことがなかった使徒ヨハネの墓のある教会跡を訪れた。丘のむこうに見えるセルチュクの城跡にアタチュルクさんの写真とトルコ国旗が掲げてある。
使徒ヨハネとは、パトモス島で神から啓示を受けて新約聖書の最後に収録されている黙示録を書いたとされるキリストの弟子である。
パトモス島は何度も行っている。
そこで啓示を受けたヨハネはもう九十歳を過ぎていたときいていたので、てっきりそこで没していたのだと思っていたが、最後にはエフェソスに戻って齢百を越えてここで最期をむかえたそうだ。
はじめは丘の上のぽつんとした墓だったが、十二使徒のひとりの墓なのだから、後年のキリスト教時代になってから巨大な教会が建設された。今見ているのはその跡。
現在見られるアヤソフィアを建設したユスティニアヌスと妃テオドラのモノグラムが柱の上にたくさん刻まれていた。