スイス航空は午前、無事成田空港へ到着。
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ロカルノからチューリヒへ向かう途中、ツークというちいさな州(カントンと呼ぶ)を通った。のんびりしたさくらんぼの描かれた看板。このあたりさくらんぼの産地だそうである。
でも、思い出したのは、昨年新幹線の車内誌で読んだスイスの税金格差の話だった。
スイスは26の州で構成されているのであるが、こられの州それぞれで個人に対する所得税が違う。最高がバーゼルの26%、そして最低がこのツーくで12%だという話。企業に対する優遇税制もあるのだそうで、それに惹かれてたくさんの企業が本社を移転してきているとのことだ。
ツークはスイスではちいさく、これといった大きな産業も育てられない場所にあるから、税制上の差をこれだけつけるのだろうか?となりにチューリヒという強力な経済の中心があるので特にこういった政策が有効なのだろうか?
九州ほどの山ばかりの国土の中で、さらに26ものカントンに分かれてそれぞれが経済的な競争をしているスイス。だから、国としての競争力もついてくるのでしょう。