昨夜、雨は雪に変わっていた。ベルビューホテルで朝食へ降りてみると、アーレ川を見晴らすテラス席にも降り積もっている。十月でこの雪になることはベルンではあまりないそうな。紅葉した木々に雪積もる景色。
今日は列車でツェルマットへ移動する日。
スーツケースはスイス国鉄独特のライゼゲペック制度を利用して別送。当日に到着するサービスが受けられる区間なので便利。※これは思うように使えない時もある。今回もここまでいろいろあったけれど、とにかくイメージ通り使えてよかった。
手荷物だけになれば列車で移動する旅は楽しい。座席は自由なのでパッケージの大団体さんではとてもこういう列車移動はできない。
改札はないが、車内検札は必ずやってくる。※写真中は乗車券
ベルンから約一時間でVISP到着。ヴァリスの谷も雪が降り続けている。
VISPでの乗り換え時間は8分の予定。ベルンを出発する列車が珍しく十分近く遅れていたので乗り継げるか心配したが、そこはスイス国鉄側もちゃんと理解していて、ホームに係員が待機していてスムーズに誘導してくれた。スイスでなければこうはいかない。
さらにツェルマットまで、もう少し小さめの列車で一時間。奥まった谷の崖にへばりついたような葡萄畑。葡萄の紅葉に雪。
ツェルマット到着。駅からほんの三十メートルのホテルに行くにも雪を踏み分けていく。雪空のどこにマッターホルンがあるのか、わからない。
部屋で少しだけ休憩して、中心部にある「マッターホルン博物館」を見学へ。マッターホルン初登頂後に起きたあの「切れたザイル」はここに展示されている。
ここのガイドマシンは普通と違う工夫がされている。同じ展示をイギリス人ウィンパーの視点と地元の山岳ガイドの視点の、二つのヴァージョンで楽しむことができる。日本語版もよくできていた。
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夕食に絶品のラム・チョップ!
これまで食べてきた中で最高ランクのものでした。下記にて写真ご覧いただけます。
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/myalbum/photo.php?lid=2118&cid=90