朝07:30暗い時間に飛行機に乗り込み、08:55朝陽が美しいグラナダの空港へ到着。
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アルハンブラ宮殿のハイライトのひとつ、「ライオンの中庭」に主役のライオンが数年の修復を終えて帰ってきている。
今回、完全完成のスタイルを見る事ができた。
このロマネスクのライオンたち、それぞれが味わいのある顔をしていて見ていて飽きない。修復以前はこんなふうに全方向からはみられなかったから、より味わう事ができる展示になった。
しかし、
以前読んだ研究者の考証によると、もともと噴水の周囲の地面は少し掘り下げた土になっていて、そこにオレンジの木が植えられていたそうな。
つまり、オレンジの木々の中にあたかも浮かぶようにこのライオンの水盤が配置されていたというのだ。今回の修復の後に、あるいはそんな復元がされるかもしれないと、ちょっと期待もしていたのだが・・・。
結局オレンジの木の海は出現せず、そこは大理石が敷き詰められ、我々観光客が自由に入ってユーモラスなライオンの顔をそばでながめる事が出来る。