椿山荘は都心ど真ん中にありながら、しっかりと自然と文化が、その雰囲気も含めて維持されている場所だった。

もともとの高低差とそこに沸く水を利用して素晴らしい庭園がある。この写真はメインロビーからレストランへいく途中からの眺め。眼下に小さな流れと池、散歩が楽しい道、料亭もある。たぬきも住んでいる。

向うに見える三重塔はもともと広島県の竹林寺という場所にあったのだそうだ。最初に作られた時期ははっきりしないが、遅くとも室町期にはあっただろう推察される、とするとルーツは最低600年、か。※もともとの寺についてこんなページもありました。
http://www.sukima.com/28_butsuden02_03/15chikurinji.html
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/9328/tiku.htm
手入れされずに朽ちかけていたということで、明治時代にここへ移築された。全く関係ない庭園だが、視覚的にぴったりの場所を得ているのではないだろうか。

昨年2011年には移築後はじめて大改修があり、その際に観音様を祀り「圓通閣（観音様の別名だとか）」と命名されたそうである（案内板より）。
秋は紅葉が映えるだろう。