夏休みバカンス週間のベルサイユ宮殿はとても混雑していた。
入口近くの団体御用達レストランで昼食を終えて、本宮へ入る前に、まず庭へ入場。向こうに十字型の運河が見えるテラスまで出る。
噴水のある池ではなく、テラスの四角い池の真ん中に、いつもは見かけない青い柱が出現しているのに気付いた。※写真参照
「これ、何ですか?」とガイドさんに訊ねると、現代アートの展示の一環だそうである。説明には「ブルー・シャンパン」と名前が紹介されていた。なるほど、そう言われればシャンパングラスに似ていなくもない。
現代アートでもこうやってうまく景観と調和するのなら、こういう場所に置かれても良いかな、と思った。
今年はポルトガル人女性アーチスト、ジョアナ・ヴァスコンセロスの展示。「以前はだいぶ苦情がでたので、展示環境に配慮することになったんですよ」
そう、数年前にジェフ・クーンズの巨大なピンクの風船犬にびっくさせられたのを覚えている。「こんなのベルサイユに置いてほしくない」と誰もが思うような展示であった(と、私は思っている)。
果たして今回本宮の方で、ヴァスコンセロスはどのような展示を行っているのだろう?
※下の日記から本宮内での展示を一部見ていただけます。
http://blog.goo.ne.jp/komatsusin/e/12bc6a5d1de999e3ab17c571a75acdf2※夜になるとこの「ブルー・シャンパン」は青く輝くようである。
http://www.vasconcelos-versailles.com/