午後六時、無事に成田空港帰着。
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チューリヒからパリのド・ゴール空港へ到着し、日本行きの飛行機が出発する2EターミナルのKゲートへ移動。この時、通常は途中で手荷物検査を受けるルートを通るのだが、今回ははじめて見る簡易出国審査場が設けてあり、そこを出るとKゲートへ、この写真のようなバス一本で移動することができた。
巨大な空港での乗り継ぎは「いつも同じ」ではない。「乗り継ぎマニュアル」なる分厚い本が出されていた時期もあったが、(今もあるのかもしれないが)、今はあまりにも変更がはげしくて役に立たない。
近年ヨーロッパではシェンゲン協約の拡大によって、出入国の場所がよく変えられている。過去十年で航空機需要は1.5倍になった。この先十年にはさらも1.5倍になると予測されている。空港ターミナルだって増設に継ぐ増設を強いられ、ちょっと来ていないうちに見知らぬ空港になってしまうのである。
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バスに乗る際係員に行き先をきかれたので「Kゲート」というと、そこにいた空港スタッフは「セカンドストップ」と答えた。しかし、バスの中のこの案内表示では三つ目のストップとなっている。
ううん、不思議だ。どちらを信じたらよいのだろう?
とにかくKゲートに止まったら降りようと思って画面と風景を見比べていると、デジタル表示上を移動していたバスは突然ひと駅をワープして、Kゲートは係員の言ったとおり、二つ目の停車駅となっていたのだった。