《手造の旅》列車とポストバスで行くスイス第二日目。写真入り行程はこちらからご覧ください↓
http://blog.goo.ne.jp/komatsusin/e/7f973d21e6075000ecac67c6194740a0スイスは19世紀にはすでに観光地だった。この写真に写っている観光船も未だに蒸気で動いている一隻。山岳鉄道の多くははじめから観光用に建設されている。イギリスのトーマス・クックが世界初のパッケージツアーを企画した時、その行き先はスイスの山であった。
今回晴天のブリエンツ湖をクルーズしている時(きのうまでは大雨ときくとほんとに幸運だったと思います)見えてきた城と教会がこの写真。
現地の方に「ここでメンデルスゾーンがオルガンを弾いたんです」とおしえてもらった。リンゲンベルグという名前のこの村。城は当時はもう廃墟だったことだろう。廃城の中にある教会でひとりオルガンを弾くメンデルスゾーン。いかにもロマン派の雰囲気がする。
彼は、わずか38歳で没するが、これはまさにその年1847年の8月か9月の事だったようである。11月4日、ライプツィヒの自宅で亡くなっている。