すばらしい青空・無風のブライス・キャニオンの朝。
今回訪れる見学場所の中で最も標高が高い海抜2400メートル。「雪になるかもしれません。真冬の用意でよいです」と言っていたのだが、とても穏やかな陽射しである。
若い白人はTシャツになって谷へ降りていく。我々とはやっぱり肌感覚が違う。
数日前、我々がモニュメント・ヴァレーで吹雪の様な天気に見舞われていた頃には、こちらももっとすさまじい雪だったときいた。地面はまだぬかるんだところもあり、こうして、しっかり雪も残っている。
赤い岩の林に粉雪の白がとてもうつくしい。通称「雷神のハンマー」が印象的に突き出している。
二時間ほど、何箇所か歩いて、11時ごろブライスキャニオンを後にする。
今日はここから標高680mのラスベガスまで行く。かなりの温度差になるだろう。
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途中でアリゾナとユタとを出たり入ったりして、ラスベガスのあるネヴァダ州境へたどりついたのは14時ごろだった。
もっともユタはアリゾナやネヴァダよりも一時間時差が先なので、ちょっと得している一日であります。