11:30に成田発。ダラスで乗り継いで、同日の正午前にはアリゾナの州都フェニックスに到着。赤い岩のリゾート、セドナへ向けて北上していく。
空港を出てしばらく、フェニックスの町のスカイラインが見える頃、ハイウェイに沿ってこの看板が並んでいた。
「1912-2012、centenial」と書かれているを読んでピンっときた。資料を読んでいたときに、「アリゾナ州はアメリカ大陸の州としては最後になる48番目に州となった」とあったのを思い出したのである。
メキシコに接する州の多くは(州全体ではなくとも)もともとはスペイン領であり、メキシコが独立した1821年にはメキシコ領になっている。
その後、一時期テキサスは独立国を経てアメリカに併合。
ニューメキシコはメキシコ領土だったにもかかわらず、アメリカの言う「明白な運命」論によって侵略され、既成事実によってアメリカに併合されていく。
併合当初ニューメキシコの一部だったアリゾナも、ニューメキシコの州としての登録と同じ年1912年に正式なアメリカの州となっている。今年はそれから、丁度百年なのである。