スペイン、バルセロナから一時間ほど南にあるタラゴナの街はローマの遺跡がよく残されていることで知られている。海辺の円形闘技場など、発掘されて遺跡として目に見える場所だけでなく、実は街の中に塗り込められてしまった古代もあるのだ。
※海辺の闘技場は下記にてごらんください。
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/iDiary/index.php?mode=show&date=20120320この市庁舎前の長方形をした広場もまたそのひとつ。ここはそのまま古代ローマの競技場の跡である。そういえば、ローマのナボナ広場と同じような雰囲気を感じる。
古代ローマの公共建築はとても頑丈だったから、のちの時代にもその基礎をつかって上に建物が建てられていき、結果として競技場のかたちの広場が出来上がっていったわけだ。
その証拠は、この建物のひとつを覗いでみればわかる。休日だったが、閉まった扉の外からでも見えるように透明になっていて、競技場の観客席が壁に塗り込められているのが見てとれるだろう。※写真下
タラゴナは、やはりもっとちゃんと時間をかけて見学しなければならない。しっかり予習して、ちゃんと知識のある地元のガイドさんと。