トレドの街を歩いていると、細い路地の向こうに教会など大きな建物が見えてくることがある。大聖堂などはすぐにそれと分かるが、見えてきたものが何か分からないものも多い。
この写真のクーポラもその「わからないもの」のひとつ。教会のドームのように見えるが、ほんとうに教会なのか?パッと見た雰囲気はトルコでよく見かけるモスクの屋根のようだ。
八世紀、イスラム教徒がイベリア半島へ入り込むきっかけをつくった内紛が起きた町、トレド。※これはワシントン・アーヴィングが本にしたフリアン伯の伝説によっているのだが。
彼らがつくったモスクの多くは教会から転用されたものだったし、当時のモスクが残っているはずもない。それでも、こういうドームをみると、すぐにイスタンブールにたくさんあるモスクを思い出してしまう。
で、このクーポラの正体は何なのだろう?そのうち確かめます。